さて、たいへんけっこうなこの高額療養費制度やが、問題は「ゼニが返ってくるまでにえらく時間がかかる」ということや。医療費が実際に払い戻されるのは、医療費を窓口で実際に支払った後に、社会保険などに自分で申請を出し、それからまた数ヶ月以上かかってしまう。つまり、その数ヶ月間は高額医療費を自分で負担しなければいかんわけや。これはよほど裕福な家庭やないと大変や。

 そこで、高額医療費の高額療養費制度による支給が実際に行われるまでの、経済的負担を軽減するしくみとして、払い戻される高額療養費の一定割合を無利子で貸し付けてくれる制度があるんや。これを使わないと損やで。

 ただ、借りられる金額の割合は、加入している健康保険によって違ってくる。サラリーマンなどが加入する政府管掌健康保険と船員保険は、高額療養費の8割相当額、自営業者などが加入する国民健康保険については、市区町村によって異なり、7割から10割になっている。



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